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TS8530インク

TS8530は2021年新発売のインクジェット複合機ですがインクも
新しく投入されましたBCI-331+330です


TS8530インクは純正が基本だと思いますが価格は高めです
互換や詰め替え、リサイクルと存在しますので今回は
業界に30年以上関わっている筆者が詳しく解説していきます

TS8530インク純正

TS8530インクは6色で構成されています
2種類のブラックとシアン、マゼンダ、イエロー、グレーです
そしてお得なパックや大容量インクも用意しています


6色パックBCIー331+330こちら>>



大容量

顔料ブラックBCI-330XLPGBKこちら>>

染料ブラックBCI-331XLBKこちら>>

シアンBCI-331XLCこちら>>

マゼンダBCI-331XLMこちら>>

イエローBCIー331XLYこちら>>

グレーBCI-331XLGYこちら>>



標準

顔料ブラックBCI-330PGBKこちら>>

染料ブラックBCI-331BKこちら>>

シアンBCI-331Cこちら>>

マゼンダBCI-331Mこちら>>

イエローBCI-331Yこちら>>

グレーBCI-331GYこちら>>




純正インクは高品質だけど価格は高い
年賀状でも少し多めに印字するともうなくなったのって事も
クリーニングでもインクは消費します


純正インクは利益の源です
インクジェット複合機メーカーは大手上場企業です
社員、株主、関連会社と裾野は広い
また赤字は許されません


販売網仕組みはこうです

TS8530インク互換

互換インクは純正と対の消耗品です
最大のメリットは価格です純正の半値以下だったりします
そして純正のように簡単に交換も出来ます


しかしデメリットもあります
  • メーカーとの裁判もしかすると故障の原因が互換インクということにも無きにしも非ず
  • 初期不良のような品質
  • 小企業が多いので不安
  • 例えば初期不良で交換が必要となると印字が出来なくなり交換作業で時間をとられる


互換インクは業者選びもポイントかもしれません



TS8530インク詰め替え

詰め替えインクの価格は互換以上かもしれません
価格が安いのと液を自分の裁量で使えます
しかしこれが互換よりデメリットでもあります面倒なのです
カートリッジの小さな穴にインク液を挿入する
手は汚れたり場合によっては床を汚す可能性も髪を敷くなど準備も必要です


詰め替えインクも互換と同じようにメーカーと対です
よって互換と同じようにデメリットもあるので要注意です



詰め替えインクもポイントのひとつは業者選ぶ



TS8530リサイクルインク

TS8530リサイクルインクとは
こちらもメーカーとの対の業者が純正カートリッジの使用済みの空を集めて
海外に輸送してクリーニングや選別をして日本でリサイクル品として販売するものです

 

郵便局で空カートリッジの集める箱を置いてるのを見かけませんか?
わかりやすくいうと中古品といえそうです

 

リサイクルインクは集める、海外、人件費、輸送代とかなりお金がかかるので
インクの値段は安くはありません中途半端といえます
安さを目指すならリサイクルインクでは役不足だと思います


リサイクルインクの最大のデメリットは値段と
色んな機種のインクを揃えきれないところといえます
メーカーは年間幾種類か複合機を出しますが全商品リサイクルインクは揃いません
採算のとれる機種がメインだということです


リサイクルインクで有名な業者はエコリカです
エコリカは最近キャノンを提訴しました

 

インクカートリッジのチップをメーカーが触れなくして
エコリカが商売出来ないというものです

メーカーも業者も必死だというのがよくわかります
独占禁止法だ特許侵害だって具合です



顔料インク染料インク

TS8530インクには顔料インクと染料インクが使われています
ブラックが2種類あるのがその為です


顔料インクは用紙の表面に付着します
染料インクは表面に染み込ませます

 

染料インクは光沢紙へ印刷する場合用紙の質感がそのまま印刷結果に
光沢感のある写真印刷が可能です
コピーや文章にも印刷できるので幅広い活躍が出来ます

 

逆に顔料インクは先の説明でもあったように用紙に染み込みにくいわけです
だからインク径が広がらずよりくっきりとした印刷が可能となります
他にも顔料インクはオゾンや光に分解されにくく耐水性が高い水濡れでもにじみにくい特性があります

 

 

ブラックが2色あるのは顔料インクと染料インクのいいとこどり
永年維持と発色という具合に



TS8530インクのまとめ

TS8530インク純正にはお得なまとめパックや大容量も用意されています
まずは純正インクが本命だと思います


純正以外は自己責任になります


だから個人的に思うのは詰め替えインクや互換を使うなら
1円安い業者を追求するのではなく知られてる大手の会社や
小さくても社長の顔が見えるところがいいのではないでしょうか



例えばビジネスでインクジェット複合機を使っていて
互換インクが初期不良だったら仕事がストップするかもしれないし
その不良インクの交換で送ったり運んだり揉めたりって煩わしさもあるかもしれません


純正以外はリスク管理も必要です



メーカーのカタログや取説を見てると純正インクを使用することによって
最大限の色を出すことができると記載されています
また純正を使わないで印字すると機械のトラブル原因というような記載もあります



消費者には明るい?ニュースもありました
2021年9月30日の裁判結果です

こちら

インクジェットプリンターの設計を変えて純正品のインクしか使えないようにしたと
互換品カートリッジを販売するエレコムなどがブラザー工業を相手取り
設計変更の差し止めと約1,500万円の賠償を求めた訴訟

 

裁判長は設計変更が独占禁止法違反(不公平な取引方法)にあたると認めた
約150万円の賠償をブラザーに命じたというもの

 

この裁判の内容ですが
ブラザーは2018年12月以降製造販売したプリンターについて
インクの読み取り機能の設計を変更し互換品を認識しないようにした

 

プリンター製造のメーカーはプリンターや複合機の本体を抑え
利益率の高い純正品インクを継続購入してもらうことで収益を上げていると指摘

 

互換品が売れれば売れるほどメーカーの経済的打撃が大きくなると説明
そのうえでブラザーの設計変更の目的は互換品の販売を困難にするためとし
消費者が純正品を購入せざるを得ない状況になった事を認めた

 

このため設計変更は正当性はなく市場での公正な競争を阻害する恐れがある
不当な抱き合わせ販売だと判断

 

また設計変更で使えなくなった互換インクをエレコムが破棄しなければならなかった
事情などふまえブラザーに賠償責任があると認めた 

 

ブラザーにしては厳しい判決になりましたね
この手の裁判はメーカー有利な判決多いんですが消費者にとっては
互換はじめ選択肢が多いのは歓迎です

 

純正インクは高すぎるのはある
だから互換や詰め替えインクに流れる事が以前より増しているハズ
純正インクと詰め替えだったら感覚だけど1/5以下になりそう

 

今回独占禁止法だけど特許侵害というような方法でメーカーも変換するかもしれない
なんといってもインクという消耗品はメーカーの根幹ですからね
我々消費者はこれからも動向を見守る必要ありそうです。
互換インク詰め替えインクこちら